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エリックカール展 3 [絵本の話]

作者のエリックカールさんの作品はこれまで「はらぺこあおむし」の絵本しか知らなかったのですが、友人からもらったカレンダーを見ていると、他の作品にはどんな技法で作った紙が使われているのか知りたくなる作品が沢山ありました。
原画展の作品は考えていたよりも大きな作品が多かったので、コラージュに使われている色や模様を詳しく見ることができました。絵を描くだけでも時間が掛かるのに、模様を描いてからその模様や色を活かして形に切りとって作品にしていく技法はどんなに大変か・・・
エリックカールさんの描く生き物は、その形や色遣い、配置などから温かさが伝わってきます。子供時代には沢山の出来事を経験し、色々な人達との出会いがあったことを作品の図録から初めて知りました。原画を見る機会があれば、これからも沢山の原画を見に行きたいと思います。
7月2日までは展覧会が開催されていますので、この方の作品を知っている方にも知らなかった方にもぜひ見に行って欲しいと思います。


はらぺこあおむし エリック=カール作

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エリックカール展 2 [絵本の話]

田園都市線用賀駅からゆっくり散策しながら砧公園の中にある「世田谷美術館」を目指して歩いて行きました。用賀駅から丁寧に表示されている道順道理、静かな住宅地の中を通っていきました。住宅の建物も庭も手入れが行き届き、こんなところに住んでみたいと思いました。
交通量の多い広い道路に出ると、向かい側に森のような大きな木々に囲まれた砧公園がありました。小道を歩いて行ったところに「世田谷美術館」の入り口が見えました。
会場内には家族連れで来ている人が多く、絵本で見たことのある子供達は、大きな作品の前で嬉しそうに声をあげていました。若いご両親もきっと子供の頃にこの人の作品を見て育ったのではないでしょうか。
普段の美術館とは違って、かなり賑やかでしたが、こんな雰囲気もいいのではないかと思いました。

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エリックカール展 1 [絵本の話]

学生時代の友人が毎年エリックカールのカレンダーを贈ってくれます。何とも温かな色合いの生き物たちは、見ているだけでほっとさせてくれます。「はらぺこあおむし」の絵本しか知らなかったのですが、作者のエリックカールさんの展覧会が行われることを今年の初めに新聞広告で知り、是非行ってみようと考えていました。

エリックカールのカレンダー
友人が贈ってくれた、エリックカールのカレンダー

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画業80年 日本画家 堀 文子さん 2 [絵本の話]

銀座5丁目から少し細い通りに入って行くと、細長いこぢんまりとした5階建てのビルにナカジマアートはありました。小さなエレベーターで3階に上ると、ギャラリーの中には60代から70代位の女の人達が沢山いました。きっと子どもの頃から堀さんの描かれた絵を見てきた方達なのだろうと思いました。97才の新作が並べられ、どの作品も年齢を全く感じさせない素晴らしいものでした。11月に刊行された自叙伝「私流に現在を生きる」(中央公論社)を購入してきました。約80年の画家生活をゆっくり読みたいと思います。

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画業80年 日本画家 堀 文子さん 1 [絵本の話]

読売新聞の記事に堀文子さんの個展と自叙伝の記事を見つけました。

2013年7月27日から9月8日まで平塚市美術館で行われた「絵本原画の世界」で、堀文子さんの原画を見たことがありました。1956年福音館書店から出された「こどものとも」(1号)に掲載された原画です。子どものためにこんな色彩豊かで、気品のある原画を描かれた人はどんな人なのだろうと、思っていました。

久しぶりに個展が開かれている銀座のナカジマアートへ行ってみることにしました。

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佐野洋子展 [絵本の話]

佐野洋子展

今年の一番の楽しみは、佐野洋子展に行くことでした。学生時代の友人を誘い、今にも小雨が降ってきそうな雲行きでしたが、連日の暑さが少し和らいで涼しい風に吹かれながら、神奈川近代文学館へ行きました。受付のすぐ横に大きなモニターが置かれ、ちょうど入館してきた人達と4人で、谷川俊太郎さんと佐野洋子さんが対談している映像を見ました。まだお元気だった頃のもので、お二人のやりとりが楽しく、佐野さんのエッセイの裏側を見ているような感じがしました。
展示されているものは、絵本が出来上がるまでの資料や実際に描かれた原画、幼い頃の写真や家族、絵本のモチーフとなった猫など、沢山のものがわかりやすく並べられていました。印刷物の絵本では微妙な色合いや筆やパステルのタッチまではなかなかわかりませんが、原画を見ていると、細かな部分がわかります。見に行った日は、入場者が少なく、とてもゆっくり心いくまで絵を見ることが出来ました。

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今年の岡本よしろうさんの絵本原画展 2 [絵本の話]

今回の挿絵は、2011年8月に出された月刊たくさんのふしぎ「まちぼうけの生態学ーアカオニグモと草むらの虫たち」と、その続編として2015年7月号に掲載されている「おいかけっこの生態学ーキスジベッコウと草むらのオニグモたち」の2作品の原画が展示されていました。
遠藤知二さんの文は、子ども達にわかりやすく書かれたものですが、アカオニグモの天敵であるキスジベッコウの研究をどのような手順で観察し、その記録をどう分析していくのかを実にていねいに、易しい言葉でまとめられています。
その文に沿って、岡本よしろうさんの挿絵が描かれています。絵があることで、その昆虫たちの動きがよりわかりやすくなっていました。
多くの子ども達は、昆虫がとても好きです。じっとその場を動かず、何時間でもあきることなく虫を見続けている子どもにとって、この本はきっと宝物の本になることと思います。
原画展は8月11日(火)までです。(水曜・木曜日は定休日)まだしばらく時間がありますので、ぜひ、原画を見て頂きたいと思います。印刷物では伝えきれない鉛筆の動きや筆のタッチ、色付けの方法などが実感できます。暑い夏の一日、うみべのえほんツバメ号で優しいひとときを過ごして欲しいと思います。

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今年の岡本よしろうさんの絵本原画展 1 [絵本の話]

今年も福音館書店発行の月刊「たくさんのふしぎ」に掲載された絵の原画展が、7月3日から8月11日まで津久井浜駅(神奈川県横須賀市)近くの「うみべのえほんや ツバメ号」で開催されています。

各地でこの夏の最高気温が発表された、7月26日の午後、横須賀市津久井浜にある絵本屋さんに行ってみました。
海からの風が心地よい京浜急行の津久井浜駅で下車し、改札を出て右手の海岸に続く道をほんの少し歩いていくと、通りの右側に、水色の扉と絵本が並んでいるショーウィンドウがある「うみべのえほんや ツバメ号」に着きました。木のぬくもりが感じられる店内は、絵本の置かれた棚とその脇でお茶も飲めるようになっていました。この日は2階の展覧会の場所で、午後から予約制のオカリナコンサートがありました。オカリナの音色を1階にある絵本展で聞きながら、絵本を見て待ちました。コンサートが終了した後、沢山の親子が2階から下りてきました。小さい頃から本物の音や、沢山の絵本にふれる機会をつくろうとしているお母さん達に感心しました。
2階へ上がっていくと、岡本よしろうさんもいらしていて、絵本を購入してくれた親子に可愛らしいサインをかいているところでした。岡本さんは操り人形もされるので、見せて頂きたいのですが・・とお願いしてみました。人形は手作りで、以前見よう見まねで初めたそうです。音楽に合わせて人形を動かしている岡本さんは実に楽しそうでした。私の友人が、操作の仕方を教えてもらい、初めての操り人形体験をしました。絵を描くだけでなく、多才な人なのだと思いました。

月刊たくさんのふしぎ

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佐野洋子さんの本 6 [絵本の話]

「私の息子はサルだった」
佐野洋子さんが逝ってから5年が過ぎました。もうこれ以上決して読むことができないと思っていた佐野さんの本が、今年の5月に出版されました。幼い頃の息子、弦さんとの日々の暮らしが、会話を中心に書かれています。我が子なのに冷静に書き留めていると思いましたが、読み進めるうちに我が子だからこそ残しておきたかった日々だったのでしょう。ほとんど会話だけなのに、生き生きと描かれていて、こういう伝え方もあるのだと驚きました。
この本の最後に、「あとがきのかわり」に書かれた弦さんの文は、洋子さんの書く文章を思い出させるような文でした。
また、出会えて本当に良かった・・・

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佐野洋子さんの本 5 [絵本の話]

「あっちの豚 こっちの豚」
佐野洋子さんが亡くなった後、30点の原画が見つかり、息子の広瀬 弦さんによって小学館から再出版されました。
この話は、1987年に小峰書店から出版されたもので、「作・佐野洋子/絵・広瀬弦」という初の親子の作品でした。弦さんが高校生だった頃、母の洋子さんに絵本の絵を描かないかと言われ、こづかいが手に入ると思った弦さんが絵を描き、出版されたそうです。
再出版された「あっちの豚 こっちの豚」(佐野洋子 作・絵)はすべて佐野洋子さんのものになっていますが、この本の最後に、新たに描かれた弦さんの挿絵も載っていました。とても繊細な絵で細やかな心を感じました。弦さんの絵を見ながらこの話を読んで見ると、同じ話なのに主人公の豚が洋子さんの豚とはまた違った感じになります。弦さんの挿絵の本もまた新たに出版されるといいなあと思いました。

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