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黒島の豊年祭4 [八重山]

昨年(2014年)の豊年祭の様子を写真と共にご覧下さい。

「七年ぶりに見る黒島の豊年祭3」

黒島の豊年祭「奉納舞踊 鎌踊り」

気温がさらに上昇した午後、奉納芸能も例年通りの演目で行われました。黒島小中学校からコームッサに参加した子ども達は、これからの後継者として、この祭りを継いでいってくれることでしょう。
午後のパーレー競漕は、東筋のウーニー泰成君、公民館のウーニー大輔君。泰成君も結丸君、当志郎君と同じ高校の三年生です。 どちらの船もスタートは、ほぼ同時でした。漕ぎ手のチームワークも良く、沖へと漕ぎ出して行きました。
沖から浜へ戻るスピードも差がなく、互いの船が浜へ着きましたが、いち早く泰成君が船から飛び降り、最後の力を振り絞って、全速力で走り、勝利を手に入れました。大輔君も最後まで役目を果たし、今年の豊年祭の最後を飾りました。

黒島の豊年祭「ウーニー・パーレー競漕」

子どもの頃に祭りを見ていた子がやがてウーニーになり、かつてウーニーだった人達が進行や裏方で祭りの支えとなり、これからもずっとこの美しい豊年祭が続いていくことと思います。何年経っても皆の心を豊かにしてくれる、この原風景が変わらずに在ることに深く感動しました。

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黒島の豊年祭3 [八重山]

昨年(2014年)の豊年祭の様子を写真と共にご覧下さい。

「七年ぶりに見る黒島の豊年祭2」

今年のウーニーは、仲本から結丸君、宮里からは当志郎君。ウーニーの二人とも、幼い頃をよく知っているので、年月のたったことを実感するとともに、この日に巡り会うことが出来た喜びでいっぱいでした。結丸君は、三回目のウーニー。当志郎君は、初めてのウーニーです。そして二人とも高校三年生なので、高校生活最後の夏休みを飾るのに相応しい豊年祭の主役に抜てきされました。
スタートでは、三度の経験がある結丸君が長い足を巧みに動かし、余裕の走りで船に飛び乗りました。一方初めてのウーニーで、緊張もあった当志郎君は、船に乗る直前で転倒したり、苦しい状況でしたが、何とか船に乗り込み、互いの船は、ほぼ同時スタートで漕ぎ出しました。
潮は満潮。先頭のピーゾも力の限り棹を動かし、漕ぎ手も真剣な面持ちで、動きを合わせて漕いでいきました。沖でターンしてから、少しずつ差が出てきましたが、それでも浜からは、大差があるようには見えない良い戦いでした。

黒島の豊年祭「ウーニー・パーレー競漕」

結果は、初めてのウーニー当志郎君の最後の懸命な走りで、宮里の勝利。少し遅れて結丸君も三度目の大役を無事終えました。 この日の気温三十二度。白い砂地はさらに暑く、見る人たちも体力勝負の一日となりました。昼に振る舞われた白玉入りの冷たいぜんざいで、皆ほっと一息。何度もおかわりする人もいて、婦人会のおもてなしは大盛況でした。

黒島の豊年祭「ウーニー・パーレー競漕」

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黒島の豊年祭2 [八重山]

昨年(2014年)の豊年祭の様子を写真と共にご覧下さい。

「七年ぶりに見る黒島の豊年祭1」

黒島の豊年祭「旗頭」

七年ぶりに見る黒島の豊年祭。今までは民宿の手伝いなどで全ての芸能を見ることができなかったので、今回は最初から最後までしっかり見ようと、風通しが良く、日よけになる木々の下を選んで場所を取りました。
白い砂地は眩しく、かつて見た海の色と変わらずに、浜から沖へと美しい青の濃淡は、本当に美しいものでした。黒島の海を描くには、何色もの青系の絵の具を作らなくてはならないのでしょう。そして、幼い頃からこの色合いを見ている子ども達に海を描かせたら、どんなふうに描くのだろうと思いました。
白い砂に集落ごとの色鮮やかな四本の旗が映え、風に揺られる中、今年も豊年祭が始まりました。公民館長はじめ招待者の挨拶のあと、いよいよ仲本と宮里のパーレー競漕です。

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黒島の豊年祭1 [八重山]

黒島の豊年祭「ミルク」

昨年、黒島の豊年祭を見に行きました。今年も何とか時間をとって、大好きな黒島へ行く計画を立てています。今年の豊年祭は、8月2日(日)に行われる予定です。このブログを読んで下さっている方にも、もし八重山地方を旅する機会があれば、ぜひ見て頂きたい祭りです。

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豊年祭の意義と由来

黒島の豊年祭は、すべての穀物が収穫を済ませた旧暦の六月に、今年の豊作を神に感謝するとともに、来年世(やいねーゆー)すなわち翌年の豊穣を祈願するため、島を挙げて行われます。祭りの中心は、なんといってもウーニ競走と爬竜船競漕であります。
その昔、各島では琉球王府の命令により、農作物の増産督励を目的とする作付け面積を競う原勝負(ぱるすーぶ)が、年中行事として行われていました。
ある年のこと、黒島では、原勝負が引き分けとなったため、広場での綱引き、はては海上での船漕ぎ競争にまで持ち込まれ、ようやく勝敗を決したそうです。
ところが、その年はかつてない程の豊年満作となり、それ以来、黒島の人々は、世果報世(ゆがふゆー)、弥勒世(みるくゆー)は、大渡(うぶどぅー)、海渡(いんどぅー)からもたらされるものであると固く信じ、世請い(ゆーくい)神事としての豊年祭を、海上における爬竜船漕ぎを中心に行うようになったということです。

黒島公民館資料より

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八重山の旅11 「七年ぶりに見る黒島の豊年祭3」 [八重山]

黒島の豊年祭「奉納舞踊 鎌踊り」

気温がさらに上昇した午後、奉納芸能も例年通りの演目で行われました。黒島小中学校からコームッサに参加した子ども達は、これからの後継者として、この祭りを継いでいってくれることでしょう。
午後のパーレー競漕は、東筋のウーニー泰成君、公民館のウーニー大輔君。泰成君も結丸君、当志郎君と同じ高校の三年生です。 どちらの船もスタートは、ほぼ同時でした。漕ぎ手のチームワークも良く、沖へと漕ぎ出して行きました。
沖から浜へ戻るスピードも差がなく、互いの船が浜へ着きましたが、いち早く泰成君が船から飛び降り、最後の力を振り絞って、全速力で走り、勝利を手に入れました。大輔君も最後まで役目を果たし、今年の豊年祭の最後を飾りました。

黒島の豊年祭「ウーニー・パーレー競漕」

子どもの頃に祭りを見ていた子がやがてウーニーになり、かつてウーニーだった人達が進行や裏方で祭りの支えとなり、これからもずっとこの美しい豊年祭が続いていくことと思います。何年経っても皆の心を豊かにしてくれる、この原風景が変わらずに在ることに深く感動しました。

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八重山の旅10 「七年ぶりに見る黒島の豊年祭2」 [八重山]

今年のウーニーは、仲本から結丸君、宮里からは当志郎君。ウーニーの二人とも、幼い頃をよく知っているので、年月のたったことを実感するとともに、この日に巡り会うことが出来た喜びでいっぱいでした。結丸君は、三回目のウーニー。当志郎君は、初めてのウーニーです。そして二人とも高校三年生なので、高校生活最後の夏休みを飾るのに相応しい豊年祭の主役に抜てきされました。
スタートでは、三度の経験がある結丸君が長い足を巧みに動かし、余裕の走りで船に飛び乗りました。一方初めてのウーニーで、緊張もあった当志郎君は、船に乗る直前で転倒したり、苦しい状況でしたが、何とか船に乗り込み、互いの船は、ほぼ同時スタートで漕ぎ出しました。
潮は満潮。先頭のピーゾも力の限り棹を動かし、漕ぎ手も真剣な面持ちで、動きを合わせて漕いでいきました。沖でターンしてから、少しずつ差が出てきましたが、それでも浜からは、大差があるようには見えない良い戦いでした。

黒島の豊年祭「ウーニー・パーレー競漕」

結果は、初めてのウーニー当志郎君の最後の懸命な走りで、宮里の勝利。少し遅れて結丸君も三度目の大役を無事終えました。 この日の気温三十二度。白い砂地はさらに暑く、見る人たちも体力勝負の一日となりました。昼に振る舞われた白玉入りの冷たいぜんざいで、皆ほっと一息。何度もおかわりする人もいて、婦人会のおもてなしは大盛況でした。

黒島の豊年祭「ウーニー・パーレー競漕」

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八重山の旅9 「七年ぶりに見る黒島の豊年祭1」 [八重山]

黒島の豊年祭「旗頭」

七年ぶりに見る黒島の豊年祭。今までは民宿の手伝いなどで全ての芸能を見ることができなかったので、今回は最初から最後までしっかり見ようと、風通しが良く、日よけになる木々の下を選んで場所を取りました。
白い砂地は眩しく、かつて見た海の色と変わらずに、浜から沖へと美しい青の濃淡は、本当に美しいものでした。黒島の海を描くには、何色もの青系の絵の具を作らなくてはならないのでしょう。そして、幼い頃からこの色合いを見ている子ども達に海を描かせたら、どんなふうに描くのだろうと思いました。
白い砂に集落ごとの色鮮やかな四本の旗が映え、風に揺られる中、今年も豊年祭が始まりました。公民館長はじめ招待者の挨拶のあと、いよいよ仲本と宮里のパーレー競漕です。

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豊年祭の意義と由来

黒島の豊年祭は、すべての穀物が収穫を済ませた旧暦の六月に、今年の豊作を神に感謝するとともに、来年世(やいねーゆー)すなわち翌年の豊穣を祈願するため、島を挙げて行われます。祭りの中心は、なんといってもウーニ競走と爬竜船競漕であります。
その昔、各島では琉球王府の命令により、農作物の増産督励を目的とする作付け面積を競う原勝負(ぱるすーぶ)が、年中行事として行われていました。
ある年のこと、黒島では、原勝負が引き分けとなったため、広場での綱引き、はては海上での船漕ぎ競争にまで持ち込まれ、ようやく勝敗を決したそうです。
ところが、その年はかつてない程の豊年満作となり、それ以来、黒島の人々は、世果報世(ゆがふゆー)、弥勒世(みるくゆー)は、大渡(うぶどぅー)、海渡(いんどぅー)からもたらされるものであると固く信じ、世請い(ゆーくい)神事としての豊年祭を、海上における爬竜船漕ぎを中心に行うようになったということです。

黒島公民館資料より

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八重山の旅8 「島の手仕事 アンツク」 [八重山]

島の手仕事 アンツク

沖縄県八重山にある竹富島で船を待つ間に、綺麗なかごを見つけました。
一体どんなふうに作られたのだろうと、とても気になりました。何かわかるのではないかと、港近くにある「ゆがふ館」にいってみました。
島の資料が展示してある部屋の近くで縄をなっている女の人がいました。ここを訪れた人達に植物の皮から繊維をとり、撚りをかけた糸をつくっていく工程を見せながら、島の紹介をしていると、話してくれました。40~50㎝位の植物の繊維を両手で撚りあわせ、繋ぎ目がわからないように、とても速く次々と美しい糸状になっていく手の動きは、素晴らしいものでした。「私よりももっと綺麗に出来る人がいる。アンツクというかごも綺麗だから。」という話を聞いて、島の名人を訪ねることにしました。
※アンツク:八重山に古くから伝わる民具。農具などを入れて持ち歩いた網かご。

島の手仕事

民宿「松竹荘」の松竹昇助さんは、良い季節を選んで麻を刈り、表皮をはいで乾燥させて細い糸状にし、収穫した季節ごとに麻を束にしてありました。麻の表皮を残した茶色いもの、表皮をとった白いもの、長さや太さを揃えて、糸にする前の状態から丁寧な下準備をしていました。
麻は丈夫だからというので、昇助さんが丹精込めてつくった麻のアンツクを1つ買いました。撚りをかけた麻の糸を何本かずつ組み合わせ、かごの底になる部分をつくります。、底の部分が出来上がると、今度は4つの側面に、長い糸を模様になるように編んでいきます。縦糸、横糸を色も含めてデザインしながらつくります。一目も間違えず、がっしりとした大きな手で、とても繊細な仕事をされていることに感動しました。
昇助さんが、自分用につくった新デザインのかごをみせてもらいました。糸の組み方だけでも十分工夫しているのに、表皮を残した茶色の糸と表皮を取り除いた白い糸との配色も組み入れて、とても美しいかごでした。
細い植物の皮の繊維だったものが、手間をかけて機能美を備えた一品になったいく工程を間近でみることができたことは、この夏一番の宝物になりました。

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八重山の旅7 「モンパの木」 [八重山]

モンパの木

八重山には多くの動植物が生息していますが、どんなに暑い気温の中でも、海岸で元気に育っているのがモンパノキです。葉を薬草として使ったり、幹を使って水中めがねを作ったりしたそうです。モンパという言葉の響きが印象に残っていましたが、漢字で表すと紋羽の木。葉の裏表に細かい毛が密生していて、ビロード(紋羽)のような手触りがあることから、この名前が付いたようです。

モンパの木

ちょうど花が咲いていました。ブロッコリーのような形の花が、美しい黄緑色の葉の間から見えました。どんなふうに水分をとるのでしょうか。どこかから水の精がやって来てこの植物を育てているのではないかと思えるほど、暑さにも潮風にも負けず、涼しげな色で浜の景色をよりいっそう引き立ててくれます。

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八重山の旅6 「石垣島にある「さっぽろ」」 [八重山]

石垣島にある「さっぽろ」

石垣島の 玉取崎展望台へ上って行く坂道の途中に「さっぽろ」と名付けられたペンションがあります。以前から泊まってみたいと思っていた宿でしたが、これまでは離島へ行ってしまい、なかなか来ることができませんでした。
札幌出身の先代から受け継がれたオーナーご夫妻も北海道で長い間暮らしていたそうです。気さくな優しい方達で、初めてなのにずっと以前から知り合いだったみたいに、楽しい時間を過ごすことができました。夜はオーナー自ら星の観察用ライトを片手に、宿泊者に星の話をしてくれました。北海道での狩猟の話、酪農の話も興味深く、時の経つのを忘れて皆で聞いていました。綺麗に整えられた部屋や手の行き届いた庭、部屋から見える海・・いつまでもここに居たいと思える宿でした。
ペンションさっぽろから歩いて5、6分の所に 玉取崎展望台があります。朝夕、散歩がてらに行くことができます。ここから見る山も海も空も、流れていく雲まで本当に美しく、目に焼き付けておきたい景色です。
宿の近くには「はんなとーら」というレストランもあって、食事やお茶を頂くことが出来ます。ゆっくりさとうきび畑を見ながら車を走らせれば、綺麗な海岸、石垣島サンセットビーチや石垣島の最北端にある平久保崎灯台まで行くことができます。

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