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サントリー美術館 宮川香山(1842~1916年) [職人技]

宮川香山の作品

宮川香山の作品を見るのは初めてでした。
宮川香山は、1870年に生まれ育った京都から開港して間もない横浜へ移り、「眞葛窯」を開き、次々と作品を生み出して世界に名を馳せ、活躍された方だそうです。とくに独創的な「高浮彫(たかうきぼり)」という技法は、鳥、植物、動物等を立体的、写実的に表現されていて、それまでの陶磁器では考えられないようなものでした。

サントリー美術館に展示されていた数々の作品は、考えていた以上に大きな作品でした。立体に浮き立たせた部分だけでなく、細部にわたって細かな線描、色遣いがされていました。焼成するときに起こる収縮や歪みも計算されつくしていたのではないかと思えるほど、整った美しい作品ばかりでした。

横浜にこれほどの高い技術をもった人がいたことをこれまで全く知りませんでした。
そして香山の作品を研究し、世界中からその作品を探し出して下さった「田邊哲人(たなべてつんど)」という方の存在がなければ、こうして100年の時を超えて、多くの人たちの目にふれることはなかったのかも知れません。
私の大好きなロイヤルコペンハーゲンもマイセンもこの人の作品を目にしたのではないかと思いました。

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谷中で見つけたすてきな物 [職人技]

谷中で見つけたすてきな物1

親族のお墓参りで東京の谷中に行きました。帰りに上野へ立ち寄ろうと、いつもとは違った道を通って歩いていると、通りの向かい側に布で作った綺麗なクリスマスツリーとリースが置かれた店が見えました。古い家屋を大切に保存してきた店は、かつて写真屋だったそうです。手作りの商品はどれも心のこもった、質の高いものばかりでした。その中でひときわ目を引いたものが、りんごの形をした入れ物でした。数枚の竹を貼り合わせ、渦巻き状に綺麗にカットされた竹製品です。斜めにカットされていて、たたむこともできるし、引っ張ると立体にもなります。そしてこれほどの手間をかけているのに価格も安く、一体、どんな人がどんなふうに作っているのだろうと、興味をかき立てられる素晴らしいものでした。タイで作られているそうですが、この店の方もどうやってこの斜めの切り込みを入れるのかはわからないとのことでした。
家に持ち帰り、お菓子の入れ物にしました。本当はこの中に真っ赤な紅玉を入れたかったのですが、あまり重いものは心配で、入れられませんでした。

谷中で見つけたすてきな物2
たたむとは林檎の形になります

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職人の技 [職人技]

職人の技

今まで革製作に使っていた部屋を、別の場所に移すことになりました。26年間手入れをしながら住んできた家ですが、細かな場所で改修や修理が必要になってきました。
友人が家を建てるときにお願いしたという、工務店を紹介してもらいました。その友人の家は、窓から広大な畑とその向こうには海が見えるという、眺めの良いところにあります。家のいたる所に建て主の希望が反映され、職人さんの丁寧な仕事のあとがわかる家です。
我が家の改修工事は、小さな部屋とベランダでしたが、この職人さんにどうしてもお願いしたいと思いました。
横浜市金沢区にある「蒲谷工務店」(代表 蒲谷幸二郎)の蒲谷さんご兄弟が、今ある建物の景観を変えず、こちらの希望をかなえてくれました。
平面でのイメージは、何とか出てくるのですが、屋根勾配や天井の形、ツーバイフォーで建ててある家に在来工法でどうつなげてもらえるのか、立体のイメージが出てこない素人の私たちなので、拙い表現でしか伝えられませんでした。現場で毎日仕事を見ながら、相談して下さり、私たちが考えていた以上の、丁寧で見事な仕上がりになりました。
9月初めから半ばまで、小さな部屋の工事に関わってくれた大工さん、屋根やさん、左官屋さん、長い間培ってきた職人さんの熟練した技を間近で見ることが出来、とても勉強になりました。それぞれの職人さん達が「あうん」の呼吸で、一言二言伝え合うだけで、お互いの仕事を黙々とこなし、すっと去っていく。本当に羨ましくなるほど、粋な世界がありました。
しばらく中断していた革製作にとりかかります。あこがれの職人さんの心意気に近づけますように・・・

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収納式網戸 [職人技]

きゃたぴら網戸

今年の猛暑もようやく終わり、秋の日差しになってきました。湿度も低くなり、洗濯物も気持ちよく乾くようになりました。
以前からずっと欲しかった、メタコという会社の収納式インテリア網戸(商品名:きゃたぴら網戸)を購入し、先日取り付けてもらいました。我が家の洗濯場は北側にあり、あまり狭くはないのですが、夏は風の通り通りが悪くて、裏口のドアを開けて作業をしないと、とても蒸し暑い場所です。でもこれまで、ドアには網戸もなく、蚊が入ったり、小さなハチが入ったりと、大変なこともありました。
メタコの網戸は、ドアの手前に取り付けられ、さらに嬉しいことには、アコーディオンのようなひだがあって、軽く引き出したり、パタパタパタと折りたたむことが出来るのです。使わないときは、折りたたむと10㎝ほどに収納することができるので、ほこりもつきにくいです。
先日、取り付け工事(といっても、とても短時間で終了しましたが)をしてもらい、電気をつけないと薄暗かった洗濯場は、朝の光が入って明るく、秋のさわやかな風が通って、快適な一部屋に変わりました。多少汚れたりしても、取り外して、水を流しても大丈夫だそうです。毎朝の洗濯の時間が楽しみになりました。
節電や猛暑の夏は、まだまだこれからもやってくることと思います。取り付け工事の人も5月からずっと忙しかったそうです。来年に備えて、冬の間に取り付けてもらうと良いかも知れません。見た目も、使い勝手も良く、お勧めの網戸でした。

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