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サントリー美術館 宮川香山(1842~1916年) [職人技]

宮川香山の作品

宮川香山の作品を見るのは初めてでした。
宮川香山は、1870年に生まれ育った京都から開港して間もない横浜へ移り、「眞葛窯」を開き、次々と作品を生み出して世界に名を馳せ、活躍された方だそうです。とくに独創的な「高浮彫(たかうきぼり)」という技法は、鳥、植物、動物等を立体的、写実的に表現されていて、それまでの陶磁器では考えられないようなものでした。

サントリー美術館に展示されていた数々の作品は、考えていた以上に大きな作品でした。立体に浮き立たせた部分だけでなく、細部にわたって細かな線描、色遣いがされていました。焼成するときに起こる収縮や歪みも計算されつくしていたのではないかと思えるほど、整った美しい作品ばかりでした。

横浜にこれほどの高い技術をもった人がいたことをこれまで全く知りませんでした。
そして香山の作品を研究し、世界中からその作品を探し出して下さった「田邊哲人(たなべてつんど)」という方の存在がなければ、こうして100年の時を超えて、多くの人たちの目にふれることはなかったのかも知れません。
私の大好きなロイヤルコペンハーゲンもマイセンもこの人の作品を目にしたのではないかと思いました。

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投稿者:ゆんたく

 

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