谷中で見つけたすてきな物 [職人技]
親族のお墓参りで東京の谷中に行きました。帰りに上野へ立ち寄ろうと、いつもとは違った道を通って歩いていると、通りの向かい側に布で作った綺麗なクリスマスツリーとリースが置かれた店が見えました。古い家屋を大切に保存してきた店は、かつて写真屋だったそうです。手作りの商品はどれも心のこもった、質の高いものばかりでした。その中でひときわ目を引いたものが、りんごの形をした入れ物でした。数枚の竹を貼り合わせ、渦巻き状に綺麗にカットされた竹製品です。斜めにカットされていて、たたむこともできるし、引っ張ると立体にもなります。そしてこれほどの手間をかけているのに価格も安く、一体、どんな人がどんなふうに作っているのだろうと、興味をかき立てられる素晴らしいものでした。タイで作られているそうですが、この店の方もどうやってこの斜めの切り込みを入れるのかはわからないとのことでした。
家に持ち帰り、お菓子の入れ物にしました。本当はこの中に真っ赤な紅玉を入れたかったのですが、あまり重いものは心配で、入れられませんでした。
たたむとは林檎の形になります
投稿者:ゆんたく
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