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長野県岡谷市 イルフ童画館(武井武雄さんの絵) [長野の旅2016]

十数年前に亡くなった義父は、定年退職後から絵を描き始めました。毎日、数時間かかさず自室で絵を描き、時には車で遠出ををして写生に出かけ、楽しい時間を過ごしていました。その義父の部屋に、大切なメモを記していたカレンダーがありました。カレンダーの絵には、岡本帰一、竹久夢二、小寺健吉、北澤楽天、武井武雄などの名前が絵の下に記されていました。
その中で、子どもが描いたような「ゆうべみた夢」(武井武雄 1926年)という、何ともほのぼのとした絵が印象に残りました。長い間、そのカレンダーを大切にとっておきました。

岡谷市生まれの武井武雄さんの絵が展示されている「イルフ童画館」を訪ねてみました。大町からの帰り道、長野自動車道の岡谷インターチェンジで下りて、5分ほど走った所にその建物が見えました。
子どもの頃、「キンダーブック」という児童向け雑誌で武井さんの挿絵を見た記憶があったので、とても懐かしく、一枚一枚の原画を見ていきました。構図、色、形、どれも独特で、その細密さに驚きました。絵だけでなく、木版、銅版、張り子や陶器まであり、一点一点どのように描くのだろうと、顔を近づけて見入ってしまいました。

発想の豊かさはどこから来るのだろう、何度見ても見飽きることのない絵を描く人に出会えたあのカレンダーは、私にとってさらに大切なものになりました。

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投稿者:ゆんたく


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