長野県白馬町 青鬼集落の秋 [長野の旅2016]
自分で写真を撮ってみたいと思ってカメラを買い、写真の本を数冊手元に置いて、色々な撮影の方法があることを知りました。それらの本のある一ページに、「山間の集落から望む残雪のアルプス」と記された写真がありました。
その集落には棚田があり、田植えが終わったばかりの水田に残雪の北アルプスが映り込み、実に美しい景色の写真でした。いつの日にかここを訪れてみたいと、長い間何度もこの写真を見てきました。
青鬼と書いて「アオ二」と呼ばれている、白馬村北西部にある棚田を訪ねました。棚田では稲刈りが終わったところもありましたが、ここ数日の間に稲刈りが行われそうな田んぼには、まだ実をいっぱいつけた美しい稲穂が風に揺れていました。
棚田に沿って上っていくと、遠くに見えた山の斜面に、白馬村のスキージャンプ台が見えました。棚田だけでなく、その石積みも美しく整えられたものでした。棚田の周りには大きな栗の木が沢山植えられていました。はち切れんばかりの艶やかな大きな実が入っていました。
時が止まってしまったような静かな集落には、「かぶと造り」といわれる大きな建物があり、大切に守られてきました。ずっと昔から続いている青鬼の秋の景色を見ることができました。
投稿者:ゆんたく
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