長野県安曇野市 いわさきちひろ美術館 [長野の旅2016]
いわさきちひろ生誕90年記念として出版された「ちひろの昭和」竹迫祐子・ちひろ美術館=編著(河出書房新社)という本を以前購入しました。何度も読み返し、絵を眺め、また部屋の本棚に大切にしまっていました。
子どもの頃から、色々な絵の中でいわさきちひろさんの絵を見てきました。淡い色の水彩画と子どもの動きや表情が生き生きとしていて、とても好きな絵です。
今回、大町へ向かう途中に安曇野を通るので、「安曇野ちひろ美術館」へ行くことのしました。美術館は、北アルプスを望む大自然に囲まれた素晴らしい所にありました。近くの林檎畑には、これから収穫をむかえようとしている林檎がたわわに実っていました。
館内には目的別に10の部屋がありました。多くの原画や絵本、ちひろさんゆかりの品々などをゆっくり見ることができました。今年7月23日にオープンした「窓ぎわのトットちゃん」黒柳徹子・著 の世界を再現したトットちゃん広場も広い庭の一角にできていて、多くの家族連れが、楽しい時間を過ごしていました。
淡い色彩やにじみ、ぼかしの技法で描かれた絵は、気持ちを穏やかにしてくれました。原画をじっくり見ながら、この人の描く目の表情は凜として、力強いことに気づきました。長い時間をここで過ごし、最後に多くの絵本の中から一冊を選びました。
「アンデルセン 絵のない絵本」(山室 静・訳 岩崎ちひろ・画)童心社
デッサンがよくわかるこの本を買いました。
投稿者:ゆんたく
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