米原万里展 ロシア語通訳から作家へ [日々の暮らし]
鎌倉市長谷にある鎌倉文学館に行きました。緑に囲まれた小高い場所にある建物の窓からは、鎌倉の町並みと海が見下ろせ、心が落ち着ける静かな所です。ロシア語通訳として活躍された後、作家としても数々の作品を残した「米原万里展」が開催されています。
趣のある建物の玄関を入り、展示室に向かいました。昭和25年の誕生から平成18年までの生涯をわかりやすく、しかもその人となりが印象深く残るような展示がされていました。ゆっくり時間をかけて、米原さんの足跡にふれることができました。
NPO法人遅筆堂文庫プロジェクトが編集した図録も写真が大きく、数多く、解説の文と共に効果的に使われていました。とても美しい装丁で米原さんの生涯をわかりやすくまとめていると思いました。記念誌としてだけでなく、素晴らしい一冊の書物としての価値があります。大切に手元に置いて、何度でも読み返したくなる本に仕上がっていました。
玄関の受付近くには米原さんが書かれた本も販売され、展示コーナーのガラスケースに入っていた品々を振り返りながら、著作物を手にとって読むことができました。展示されていた中で心に残った文が一番多かった「言葉を育てる 米原万里対談集」ほか数冊と図録を買って帰りました。7月10日(日)まで開催されていますので、鎌倉に行くことがあれば、ぜひ立ち寄ってほしいと思います。
投稿者:ゆんたく
------------------------------- P R -------------------------------
クリックしていただくと、スポンサーサイトへリンクいたします。