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館山市で地下帝国発見 [関東の旅2019]

市原市から高速道路を利用して館山に移動しました。今まで館山に宿泊したことがなかったので、今回はここに宿をとり、ゆっくり観光することにしました。館山市には沢山の文化財があることを初めて知りました。国指定、県指定、市指定、国選択、県選択、登録の文化財が全部で110件にもなります。

この中に「館山海軍航空隊赤山地下壕跡」があります。
ここで頂いたパンフレットの説明によると、いつ頃作られたのかという資料はほとんどないそうですが、1944年以降に館山海軍航空隊の兵隊たちによって掘り始められ、1945年8月15日の終戦の日まで、壕の建設工事が行われたという証言があるそうです。地下壕は掘られた長さの合計が約1.6㎞もある大きな壕です。壕の中には発電所の跡や病室、電信室まであったそうです。

受付で説明を聞き、ヘルメットとライトを受け取って、壕の中へ入りました。ひんやりした空気が流れ、暗い壕の壁には石を掘った道具の削り跡がくっきりと付いていました。驚くほどの長さと空間は、想像を遥かに超えるものでした。石の層が美しく、地底世界に迷い込んでしまったように感じました。
壕全体の中で見学できる場所は限られていますが、見学できた所だけでも、どれだけの労力と時間が掛かったのだろうかと思いました。終戦も知らされずに掘っていたのでしょうか。壕の中は哀しいくらい美しく掘られていました。

赤山地下壕跡は、災害復旧業務のため休壕していましたが、10月1日から公開を再開ています。
詳しくは「館山市」ホームページをご覧下さい。

館山海軍航空隊赤山地下壕跡
終戦も知らされずに掘っていたのでしょうか

館山海軍航空隊赤山地下壕跡
美しい地層も見られます

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投稿者:ゆんたく


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