市原ぞうの国 その1 [動物園]
今年も桜が満開のときを迎えました。
沢山の象を見たくなりましたが、アフリカやタイまで行くわけにもいかず、かといって1頭や2頭では少しさみしいので、以前から一度行きたかった千葉県市原市にある「市原ぞうの国」へ行きました。春休みになったばかりで、小さな子ども連れの家族が来ていましたが、園内は空いていて、ゆっくり見学することができました。檻の中の小動物達はちょうど朝ご飯の時間で、ゆったり餌を食べる様子が見られました。里山の傾斜を生かし、沢山の種類の動物が飼育されていました。のどかな環境のためか、どの動物も穏やかな顔をしていました。園内のあちこちにバケツに入った餌が売られていました。大きなバケツの餌は千円、小さなバケツは五百円でした。初めはよくわからなかったのですが、象の檻のある所でようやくこの餌の使い道がわかりました。
写真を撮ろうと象のいる檻に近づいていくと、大きなインド象が鼻をしきりに伸ばしてきました。隣にバケツを持っている人がいました。バナナと人参が程よい大きさに切られていて、動物達にあげられるようになっていました。バナナを差し出すと、檻の向こうから象が鼻を伸ばしてきて、そのバナナを取りました。こんなふうに象とふれあうことができるのだと、この園の大らかさに驚きました。
早速私も近くの店に行って、バケツの餌を買いました。スティック人参を手に取り、鼻を伸ばしてきた象にあげました。象の鼻が人参をつかんだその瞬間にその鼻を触ってみました。初めて触った象の鼻は横長の筋がいっぱいあり、とても固い物でした。あっという間に人参を口元に運んだと思ったら、次の瞬間にはまた鼻がこちらに伸びてきました。次々と餌をやり、何だかすっかり飼育員になったような気がしました。
タイからやって来た象の調教師達が、ここにいる11頭の象の世話をしています。ここで出産、子育てをしている象や今年5月に出産予定で、神戸市王子動物園からここへ来た象もいました。これだけ沢山の象を身近で見ることが出来、しかも触れることが出来る動物園は本当に素晴らしいと思いました。
投稿者:ゆんたく
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