沖縄の旅 5-1 民宿「やんばるくいな荘」 [沖縄の旅2016]
旅の2泊目から4泊目をやんばるでゆっくり過ごそうと考えました。初めて泊まる民宿「やんばるくいな荘」のホームページは、とても温かみのあるものでした。宿を決める決め手となりました。
やんばるくいな荘は、各部屋にシャワーとトイレがありました。部屋の前に小さなベランダもあり、ここから花火が見えました。洗濯機も洗剤も無料で使え、洗濯干し場が広いので長く旅をする人たちにとって使いやすく考えられた民宿でした。
一番感動したのは食事です。一品一品地元の食材を使った丁寧な料理が出されました。料理だけでなく、夕食は食事をする場の設定まで考えられていました。丸太を組んだ建物の部屋には囲炉裏のあるテーブル。心地よい風が入ってきて、ゆったりできました。3泊目の夕食は、手造りの珊瑚のランプ、米を炊く釜を利用した手洗い場、使い込まれた木の丸テーブルなどが置かれた木造の建物に案内されました。ランプの明るさの中で、頂く夕食は格別の味がしました。小さな庭には池があり、蓮の花が咲いていました。水の中には琉球メダカが元気に泳ぎ、雨水を濾過して循環させている池からはせせらぎも流れていました。
庭で取ったばかりのレモングラスが、水入れに入っていました。初めて飲むレモングラスの水は清涼感があり、香りもさわやかでした。ゆっくり食事をしているうちに空には三日月が見え始めました。
これまで色々な民食に泊まってきました。どの宿の方も色々な工夫をされて、客をもてなして下さいました。そして何度も訪ねるうちに自分の家族のような感覚になってきました。沖縄本島北部にまた一軒、家族になりたい宿と出会うことができました。
投稿者:ゆんたく
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