折り紙 [日々の暮らし]
知人の家に招かれ、アメリカから来た家族と一緒に昼食を頂きました。アメリカ人の5歳の女の子と3歳の男の子は、自分のお気に入りのおもちゃを持参して、しばらく遊んでいましたが、大人達の会話に飽きてきて、部屋の中を動き始めました。私は、テーブルにおいてあった厚手の紙ナプキンで鶴を折りました。子供の目から見ると大きめの鳥に見えたことでしょう。初めて見る折り紙に近寄って来て、その場から離れなくなりました。折り紙の本を見ながら、「次はこれ。」出来上がると、「もっとほかのも。」と可愛らしい英語でしっかり伝えてきます。さらに折り紙の色を見て、「私が色を決める。」と、5歳にして自分の気持ちや考えを話します。誰かに決めてもらうのではなく、自分の言葉で初めて会った外国のおばちゃんに伝えようとしてくれたことに感動しました。
日本の5歳児は、こんなふうに外国の人に日本語で、自分の気持ちを伝えられるのだろうか、と思いました。早期の英語教育に熱心な人もいますが、まずは母国語できちんと自分の心の内を言葉にまとめられる力が大切なことに気づかされました。
投稿者:ゆんたく
------------------------------- P R -------------------------------
クリックしていただくと、スポンサーサイトへリンクいたします。
コメント 0