八重山の旅5 「川平湾の朝」 [八重山]
石垣島の川平湾を見渡せる絶景の場所にある民宿に泊まりました。宿の部屋からはもちろん、食堂とそこから続く広いデッキからは、美しい海を見渡すことが出来ます。
八重山の海はどこも青のグラデーションが素晴らしく、こういう海を見て育った子どもは色彩感覚がとても豊かになっているのではないでしょうか。デッキからただただ時間の経つのも忘れ、海の色の変化を楽しみ、夜はまたここから沢山の星を眺められるこの宿を選んで良かったと思いました。
夜9時を過ぎた頃、デッキに備え付けられた灯りや部屋の灯りを消すと、大空に夏の星座が現れます。プラネタリウムでしか見たことのなかった星座が、肉眼で見えることを体験してから、星座や月が身近なものになりました。夏の大三角、天の川、蠍座、時折見られる流星と、冷たい泡盛を片手に貴重な、心休まる時を過ごせました。
翌日の早朝、まだ空には月と金星が見え、東の空が少しずつ明るくなった頃、カメラを取り出して、初めてその光景を撮影することができました。
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投稿者：ゆんたく
八重山の旅4 「竹富島のシーサー」 [八重山]
素朴な手積みの石垣と白い砂の道、赤瓦の家で有名な沖縄県八重山郡竹富島。
この島を歩いていると、赤瓦の屋根にシーサーがのっています。それぞれの家ごとにその大きさ、表情は違っていてシーサーだけを見て歩いても楽しい観光が出来ます。
家の守り神のような存在感あふれるシーサーを写真に残したいと、夏の日差しを浴びながら、一軒一軒撮影しました。
一番気に入ったシーサーが、魚を口にくわえているシーサーです。色々なシーサーを見てきましたが、このシーサーには頼んだ家主とそれをつくった漆喰職人さんの粋を感じました。
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投稿者：ゆんたく
八重山の旅3 「フィールド・オブ・ドリームス」 [八重山]
早朝、まだ陽が上がり始めたばかりの時間に、宿から歩いて20分程のところにある店に行ってみました。
朝日を浴びながら、地図を頼りに歩いていくと、小さな橋がありました。その橋の向こう側にはさとうきび畑が広がり、道沿いには月桃の花や種の入った丸い黄緑色の実がいくつも枝についていました。
朝7時、店の駐車場にはもうすでに沢山の車があり、想像していた以上の人が店で食事をしていました。豆腐料理を朝6時半から出してくれる店「比嘉」。
初めて見るメニューは、どの位の量が出てくるのかわからないので、店の人に教えてもらいながら決めました。ゆし豆腐、ご飯、漬け物、卵焼きがセットになっていて、値段は何と350円。希望すると、豆乳も頂けます。
こんな朝早くから、毎日一体どの位の量の豆腐を作っているのだろうと、感動するような量のゆし豆腐が作られていました。自家製の味噌も美味しく、ゆし豆腐や卵焼きにも合いました。
店の周りは、一面朝日に照らされて、つやつやしたさとうきびの葉が生い茂る畑です。ケビン・コスナー主演の「フィールド・オブ・ドリームス」の映画を思い出しました。出来立ての豆腐を味あわせたいと始められた、店のご主人の気持ちは、まさに石垣島版フィールド・オブ・ドリームスでした。
食事はやはり味だけでなく、身体にも心にも栄養を与えてくれるのだと思いました。
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投稿者：ゆんたく
八重山の旅2 「偶然の出会い」 [八重山]
石垣島空港前には、順序よく沢山のタクシーが並んでいました。先頭にいたタクシーの運転手さんにトランクを開けてもらい、大きなリュックとカメラや三脚などの重い荷物を入れました。クーラーの効いた車内に入って、ほっと一息。強力な日差しの中、離島行きの港近くにある宿を目指して走り出しました。
しばらく走っている間に汗も引き、ふと運転手さんの名字を見ると、東京の八重山郷友連合会で出会った人の名字と同じでした。何気なくその話をしていたら、何とこの運転手さんは、その方の弟でした。次々と互いの知っている名前が出てきて、とても驚きました。
多くのタクシーがある中で、たった一台。ほんの僅かな時間差で、決して出会うことのないことが多い中で、こんな偶然もあるのだと思いました。人の一生の中には、偶然のような必然が点在しているのでしょう。
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投稿者：ゆんたく
八重山の旅 1 「初就航」 [八重山]
羽田から石垣島への旅客機がボーイング767-300型機に大型化されて、今日が初就航というJTA073便（261名乗り）に乗り、新しくなった南ぬ島石垣空港に到着しました。
空港から離島へ行く港までの距離は、今までよりずっと遠くなってしまいましたが、タクシーで青々としたさとうきび畑の間を真っ直ぐに通る心地の良い景色の中を走り、これから始まる八重山での数日間に期待がふくらみました。ようやく見慣れた町並みに出て、港近くの宿に着きました。
7年ぶりに来た石垣島には、小綺麗にした都会風の飲食店が増えたように思えました。夕方5時、といっても、まだまだここでは日差しの強い時間ですが、夕食を食べに出かけました。宿から、フクギという大きな木で木陰を作っている住宅の小道を通り、「きいやま商店」の横を過ぎ、日航ホテル前にある「武流」という店に入ってみました。
注文した料理は、どれも料理人のアイデアと工夫で、料理名は同じでも、これまで食べてきた沖縄料理とは違った味に出会うことができました。
夜8時を過ぎて、ようやく辺りが暗くなってくる石垣島の1日は、同じ1日なのに何だかとても得をしたように思えました。。
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投稿者：ゆんたく
