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安野光雅 絵本とデザインの仕事 平塚市美術館 [展覧会2019]

今月(25日)まで、「安野光雅展」が開催されていることを知り、平塚市美術館に行きました。
この美術館へはJR平塚駅からバスも出ているのですが、ゆっくり歩いても20分程です。絵本の原画展が行われる度に何度か来たことがあります。広々として落ち着いた建物と手入れの行き届いた庭が気に入っています。

1968年に『ふしぎなえ』で絵本デビューをした安野光雅さんは、画家、絵本作家、装丁家、デザイナーなど、色々な仕事をされています。どの作品も豊かな発想と優しい色遣い、細部にまで丁寧な描き方をされています。書店や図書館で何度も手に取り、自宅にも本はありましたが、原画を見るのは初めてでした。

沢山の作品が展示され、ゆっくり時間をかけて見ていきました。「かぞえてみよう」は1から12までの数がわかるように描かれた絵ですが、「0」を表した絵が細い道のある雪景色の絵でした。「0」を何もない雪景色にした発想は素晴らしく、そこから数が1つずつ増えていく絵は子供でなくてもワクワクする展開でした。そして最後の「12」・・・ぜひ見て下さい。
「もりのえほん」も、一枚一枚目をこらして、その森の中の絵に隠された動物を見つけながら見ました。子供の方がもしかしたら大人よりも速く見つけられるのかも知れません。(こんな楽しい絵本に子供の頃に出合いたかった。)と思いました。

安野さんの故郷は、島根県津和野だそうです。私は20代の頃、この町を訪れたことがあります。小さな静かな町でした。美しい町並と小さな教会を見た記憶があります。あの町が安野さんの原風景にあったことを知り、とても嬉しくなりました。次はきっと津和野町立安野光雅美術館で作品を見たいと願っています。

安野光雅 絵本とデザインの仕事 平塚市美術館
「安野光雅 絵本とデザインの仕事」チラシと出品目録

安野光雅さんの出版物
安野光雅さんの出版物
「もりのえほん」「赤毛のアン」太陽「安野光雅の本」

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投稿者:ゆんたく

  


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