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山口蓬春 記念館 [展覧会2018]

三浦郡葉山町にある神奈川県立近代美術館葉山館で白寿を迎えられた「堀 文子展」をゆっくり見た後に、もう一カ所気になっていた場所へ行くことにしました。

県立近代美術館葉山館の向かい側にある細い坂道を上ると、そこには「山口蓬春 記念館」があります。山の斜面をうまく利用した庭園は見事に手入れされ、訪ねてきた者を古き良き時代に戻してくれる場所でした。葉山で生まれ育った私は小学校高学年の頃、一緒のクラスだった友人の家がこの近くにあったので、このあたりによく遊びに来ました。

山口蓬春がこの地に移り住んだのは昭和23年(1948年)と記されていました。この頃から日本画に新たな世界を創り出したそうです。「浜」「夏の印象」は、葉山の海を感じます。
多くの作品の中で一番心に残ったのは、「望郷」です。昭和28年にこんなにモダンな構図と描写を表現されたのは、素晴らしいと思いました。

作品だけでなく、かつての暮らしがそのまま残され、扉を開けるとそこには蓬春さんがいるような気がしました。庭園の木々も大きくて、四季折々の変化を見ることができると思います。2階にある部屋は休憩室になっていて、無料でお茶も飲めるようになっていました。窓から春の海を眺めることができました。

葉山にある神奈川県立近代美術館葉山館と山口蓬春記念館は、とても近くにあります。展示作品だけでなく、海と山の自然の景色も楽しむことができるので、これからの季節に訪ねてみて下さい。

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投稿者:ゆんたく


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