神奈川近代文学館 企画展 3 [絵本の話]
多くの著作がある中で、今回は2冊の本を買いました。
1.「靴屋のタスケさん」
靴職人のタスケさんは、戦争によって自分の靴屋を続けることはできませんでした。タスケさんがコードバンやカーフという上等な革を使って、手縫いで靴を仕上げていく様子が「森 環さん」の細密な挿絵で描かれています。声高に戦争を伝えるのではなく、ものを大切に使っていた時代の職人さんの仕事と主人公の切ない思いが心に残りました。
2.「角野栄子の毎日、いろいろ」 角川書店 1480円(税別)
魔女の宅急便の作者は、一体どんな暮らしをしているのだろうというのが、よくわかります。
作者の住んでいる鎌倉の写真には私も知っている店もあり、より身近に感じながら読みました。
「その人の読んだ本には、その人柄が表れる。」と思って、本棚の写真もよく見ました。自分も読んで大切にしている本の背表紙を見つけては、とても嬉しくなりました。
自宅の本棚ももっときちんと整理しようと思いました。
投稿者:ゆんたく