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大人の修学旅行 5「枕崎市かつお公社」 [九州の旅2019]

子供の頃、家に鰹節を削る細長い箱がありました。木の蓋を開けると鉋の刃が見えました。時々母に言われて鰹節を削りました。鰹節が小さくなると鉋の刃があたって手を切ってしまうような気がして、ドキドキしながら削ったことを覚えています。

知覧から広大な茶畑を通り、枕崎へ向かいました。枕崎お魚センターで新鮮な魚料理を食べてから、その近くにある枕崎市かつお公社に行ってみました。ここには地元でとれた魚の加工品や立派な鰹節がありました。その製法を見ているうちに何としても鰹節が欲しくなりました。自宅に持ち帰っても鉋の刃がついた削り器はないのに・・・・でもまず良質な鰹節をと思い、買ってしまいました。

鎌倉の「菊一」という刃物と研ぎを専門にしている店があります。以前この店で鰹節を削る蓋付きの木箱を見ました。子供の頃、自宅で使っていたようなものでしたが、その時は使い方だけ聞いて買わずに帰りました。枕崎で急にそのことを思い出しました。先に鰹節だけ買っていっても大丈夫・・・

数日後、菊一で念願の鰹節削りを手に入れました。慎重に鰹節を握り、大工さんのようにシューシューと枕崎の鰹節を削り、ささやかな幸せを感じています。

鰹節削りと冷奴
鎌倉「菊一」の鰹節削りと冷奴

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投稿者:ゆんたく


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