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日本民藝館「棟方志功と柳宗悦」展 [展覧会2018]

京王井の頭線の駒場東大前駅(西口)から、閑静な住宅地を歩いて行くと右手に日本民藝館の建物が見えてきます。細い道路を隔てた向かい側には、重厚な石屋根長屋門がありました。
日本民藝館の冊子によると、ここは「民藝」という新しい美の概念の普及と「美の生活化」を目指す民藝運動の本拠として、思想家の柳宗悦により企画され、実業家の大原孫三郎氏をはじめ多くの賛同者の援助を得て、1936年に開設されたそうです。

日本民藝館 西館(旧柳宗悦邸)
日本民藝館 西館(旧柳宗悦邸)

ここで2018年1月11日から3月25日まで「棟方志功と柳宗悦」展が開催されています。

棟方志功さんの板画の展覧会は、以前別の展覧会で見たことがありました。そのときは全体の構図や描かれている文字を見ていましたが、今回は板画の線がとても気になり、どんな彫刻刀を使っているのか、どの位の深さで彫っているのか、細かなところを見ました。力強い線、繊細な線、ここはきっとこんな速さで刀を動かすのかしら・・・と色々想像して見ていくのはとても楽しいことでした。
また、棟方志功さんと柳宗悦さんの書簡もたくさん展示され、作品が仕上げられるまでの流れや時間が感じられました。

大正から昭和にかけて無名の工人が作る民衆の日常品の美に注目した人達がいて、その考えをきちんとした形にまとめてもらえたことを感謝したいと思います。今年も4月3日から来年の3月24日まで4つの展示会と新作工藝公募展が予定されています。今年も楽しい一年になりそうです。

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投稿者:ゆんたく


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