鎌倉由比ヶ浜 菊一伊助商店 2 [神奈川散歩]
再び「菊一」に行きました。これまで使っていた24㎝の洋包丁と同じ長さのもので商品を選ぶことにしました。手ごろな価格から工芸品のような高価なものまで、多くの種類の中から自分で選ぶのは難しく、店のご主人に自分の希望を伝えました。錆びにくく、研ぎもでき、調理専門の人も使っているという包丁を選んでもらいました。
ご主人は、「研ぐから」といって、箱に入っていた包丁を取り出し、店の中にある研場へ包丁を持っていきました。初めてのことなのでよくわからずにいると、「刃物は陳列されている未使用の状態がベストなのではなく、研いで初めてベストな状態になる。」と教えてくれました。
こういうふうにして買ったことがなかったので、なんだかうれしかったです。「刃物の質も大事だけれどどんなに高価な商品でも研ぎがきちんとしていなければだめだ。」と、買う側の立場に立って商品を選んでくれました。24㎝の洋包丁10,500円、小魚をおろす小ぶりの出刃包丁10,000円を買いました。残りの人生美味しいものを作り続けたくなる包丁を手に入れることができました。
投稿者:ゆんたく
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