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埼玉県小川町~秩父市の味 4 [埼玉の旅2017]

埼玉県秩父郡小鹿野町「太田甘池堂」

小鹿野町。この町の商店街には趣のある建物や美味しいものが沢山あります。
一番行ってみたかったのが「太田甘池堂」です。創業は、何と享和3年(1803年)。店の栞には「当家二代目が江戸日本橋の老舗、甘林堂より製煉秘法を伝授され、店名、甘池堂を贈られて故郷に帰り・・・」と、この店の歴史が書かれていました。
商店街の中でもひときわ風情のある建物を見つけたときの嬉しさ。のれんをくぐり、ガラス格子の引き戸を明けて店内へ入ると羊羹だけが並んでいました。羊羹は3種類。北海道産の隠元小豆を原料とした本練羊羹と姉妹品の柚子風味、田舎(小豆)風味がありました。たくさんは購入できないので、創業から作られている本練羊羹を買いました。
北海道産の隠元小豆を原料とした本練り羊羹は隠元の白い色なので、赤い琉球漆の器に載せました。真ん中の白い餡の周囲は寒天の透明な色と混じって、白い濃淡のように見えました。口の中に入れると程よい固さで、餡をかみしめたあとの喉ごしに隠元豆の味がしました。和三盆のようなさっと溶けていくような甘さでした。これ程美味しい羊羹なのに、価格は一本900円。
巷には立派な包装を施し、高価な羊羹は沢山ありますが、庶民が気軽に買える価格で丁寧な仕事をされて出来上がった味に驚きました。1803年創業の「太田甘池堂」の羊羹に出合えたことはとても嬉しいことでした。

「太田甘池堂」の本練羊羹
「太田甘池堂」の本練羊羹

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投稿者:ゆんたく


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