埼玉県小川町~秩父市への旅 14 [埼玉の旅2017]
旅の最後にどうしても小川町の和紙を初めて教えてくれた内野さんの和紙に再会したいと思いました。「もう作ってはいないでしょう。」と最初に小川町を訪れたときに立ち寄った店の人から聞いていましたが、伝統工芸館を目指して走っていたときに、川沿いの道から川の向こう岸に「内野和紙製造所」という看板が見えました。伝統工芸館に車を止め、古いパンフレットに記された電話番号に電話を掛けてみました。女の方が出てくれました。電話を掛けてみた訳を話すと、「今はもう和紙を作っていないけれど、在庫の和紙があります。」と言って、自宅の場所を教えて下さいました。橋を渡って、しだれ桜の見事な寺を過ぎ、ようやく内野さんの家に着きました。内野さんの奥様が心配して、家の入口まで出て待っていて下さいました。物産展でお目にかかったこと、小川町の話を聞いたこと、色々なことをお話ししたら、とても懐かしそうでした。内野さんが作られた、厚味のある和紙を買わせて頂きました。内野さんの紙すきを見ることはできませんでしたが、残された和紙は大切に使わせて頂きます。
内野さんの和紙
内野さんへ、
しだれ桜やカタクリの花が咲き始めた小川町は、本当にあの絵のような優しい景色と温かな人たちが暮らすところでした。この町を訪ねることができて本当に良かったです。ありがとうございました。また別の季節にも必ずここへ来ますね。
投稿者:ゆんたく
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