小湊鐵道里山トロッコ列車 3 [千葉の旅2016]
10時19分、里山トロッコ列車1号が動き出しました。走り始めてからしばらくすると、田植えを終えたばかりの稲の苗が、綺麗に並んだ田んぼの景色が見えてきました。その周りは新緑の木々が美しく、雲一つない真っ青な空に向かって伸びていました。
養老渓谷に着くまでの間、車掌さんの観光案内放送が入ったり、景色の良いところではゆっくり走ってくれたりと、とてものんびりした時間を過ごすことが出来ました。
1時間ほどかけて、養老渓谷に到着しました。この駅でこれから約1時間、次の列車の到着を待ちました。改札を出てもいいですと、駅の人に言われたので、近くを散策しました。宝林寺という寺が駅の近くにありました。ここは「南総里見八犬伝」に出てくる伏姫のモデルといわれる、里見氏の娘(種姫)が建立したといわれる寺だそうです。
駅の近くにある踏切を渡り、坂道を上った奥に寺がありました。庭の手入れがいきとどき静かなひとときを過ごしました。もとの道を戻り、しばらく歩いて宝衛橋まで行きました。橋の下には養老川の綺麗な水が流れ、橋から上を見上げると渓谷橋が見えました。ここも新緑が美しく、鳥のさえずりも聞こえて時の経つのを忘れそうでした。あっという間に次の列車が到着する時刻になりました。
12時21分、養老渓谷からいすみ鉄道に乗り換える上総中野駅まで2駅乗りました。単線のため、1時間に1本の割合でしか列車がありません。乗り降り自由といわれても降りてしまうと、1時間は待ち時間になってしまいます。
投稿者:ゆんたく
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