黒島の豊年祭1 [八重山]
昨年、黒島の豊年祭を見に行きました。今年も何とか時間をとって、大好きな黒島へ行く計画を立てています。今年の豊年祭は、8月2日(日)に行われる予定です。このブログを読んで下さっている方にも、もし八重山地方を旅する機会があれば、ぜひ見て頂きたい祭りです。
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豊年祭の意義と由来
黒島の豊年祭は、すべての穀物が収穫を済ませた旧暦の六月に、今年の豊作を神に感謝するとともに、来年世(やいねーゆー)すなわち翌年の豊穣を祈願するため、島を挙げて行われます。祭りの中心は、なんといってもウーニ競走と爬竜船競漕であります。
その昔、各島では琉球王府の命令により、農作物の増産督励を目的とする作付け面積を競う原勝負(ぱるすーぶ)が、年中行事として行われていました。
ある年のこと、黒島では、原勝負が引き分けとなったため、広場での綱引き、はては海上での船漕ぎ競争にまで持ち込まれ、ようやく勝敗を決したそうです。
ところが、その年はかつてない程の豊年満作となり、それ以来、黒島の人々は、世果報世(ゆがふゆー)、弥勒世(みるくゆー)は、大渡(うぶどぅー)、海渡(いんどぅー)からもたらされるものであると固く信じ、世請い(ゆーくい)神事としての豊年祭を、海上における爬竜船漕ぎを中心に行うようになったということです。
黒島公民館資料より
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投稿者:ゆんたく
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