八重山の旅11 「七年ぶりに見る黒島の豊年祭3」 [八重山]
気温がさらに上昇した午後、奉納芸能も例年通りの演目で行われました。黒島小中学校からコームッサに参加した子ども達は、これからの後継者として、この祭りを継いでいってくれることでしょう。
午後のパーレー競漕は、東筋のウーニー泰成君、公民館のウーニー大輔君。泰成君も結丸君、当志郎君と同じ高校の三年生です。
どちらの船もスタートは、ほぼ同時でした。漕ぎ手のチームワークも良く、沖へと漕ぎ出して行きました。
沖から浜へ戻るスピードも差がなく、互いの船が浜へ着きましたが、いち早く泰成君が船から飛び降り、最後の力を振り絞って、全速力で走り、勝利を手に入れました。大輔君も最後まで役目を果たし、今年の豊年祭の最後を飾りました。
子どもの頃に祭りを見ていた子がやがてウーニーになり、かつてウーニーだった人達が進行や裏方で祭りの支えとなり、これからもずっとこの美しい豊年祭が続いていくことと思います。何年経っても皆の心を豊かにしてくれる、この原風景が変わらずに在ることに深く感動しました。
投稿者:ゆんたく
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