八重山の旅7 「モンパの木」 [八重山]
八重山には多くの動植物が生息していますが、どんなに暑い気温の中でも、海岸で元気に育っているのがモンパノキです。葉を薬草として使ったり、幹を使って水中めがねを作ったりしたそうです。モンパという言葉の響きが印象に残っていましたが、漢字で表すと紋羽の木。葉の裏表に細かい毛が密生していて、ビロード(紋羽)のような手触りがあることから、この名前が付いたようです。
ちょうど花が咲いていました。ブロッコリーのような形の花が、美しい黄緑色の葉の間から見えました。どんなふうに水分をとるのでしょうか。どこかから水の精がやって来てこの植物を育てているのではないかと思えるほど、暑さにも潮風にも負けず、涼しげな色で浜の景色をよりいっそう引き立ててくれます。
投稿者:ゆんたく
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