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今年も出会えたアンガマの面 [沖縄のある暮らし]

アンガマの面

沖縄県石垣市平得に木彫りの面を作っている店があります。
「マルタ工芸」田場由盛さんの工房を訪ねて、数年前にアンガマの面を買いました。初めて会った田場さんは、温かい笑顔で、ほっと出来る方でした。面作りをしているのだから、もっと神経をピリピリさせて、話しかけたりは出来ないのだろうと勝手に思い込んでいましたが、全く違っていました。あの穏やかな顔を彫れる方は、やはり優しく穏やかな人でした。
アンガマは、夫婦和合の神であり、家族の無病息災・子孫繁栄を祈る縁起もので、旧盆に翁(ウシュマイ)と媼(ンミ-)が、ファーマー(子や孫)を引き連れて、祖先に供養の踊りを奉納し、その間に見物人たちと方言でトンチを交わす伝統行事に使われるお面だそうです。

面に使われる木は、センダン、スノハギリ、デイゴ、テリハリボクなど石垣に自生する木を使うそうです。とても綺麗な白髪の部分は、竜舌蘭の葉を海岸に埋めて腐敗させて、残った繊維を取り出すと伺いました。田場さんと相談しながら面を選び、送っていただきました。

我が家の居間の壁に掛けた翁(ウシュマイ)と媼(ンミ-)は、いつも微笑んで私たちを見守っていてくれます。

今年、1月12日、横須賀の百貨店で沖縄の物産展が開かれていたので、立ち寄ってみました。いろいろな店の中に、田場さんの面を見つけました。すぐ横には、田場さんの作られた獅子頭の置かれていました。あの面の穏やかな顔に偶然出会うことが出来、何だか良いことが起こりそうに思えました。
今年も皆さんに沢山の良いことが起こりますように・・・

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投稿者:ゆんたく


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