下田で見つけた美味しいもの その1 [美味しい一品]
5年ぶりに静岡県の下田市へ行きました。以前はここを車で通っただけで、石廊崎に向かい、町をゆっくり散策できませんでした。行く日の前日、立ち寄った本屋さんで偶然、「暮らしの手帖、別冊」に下田市の記事が掲載されているのを見つけました。この町の地図と過去に取材したいくつかの店の話が書かれていました。その中で飴を作っている店と干物を作っている店が、心に残りました。
下田駅のすぐ近くの駐車場に車を止めて、まずは駅構内にある観光案内所へ行ってみました。係の人にこの町で古くからやっている店と飴の「さいかや」の場所を教えてもらいました。町並みは綺麗に整えられ、静かでした。「さいかや」は大きな通りに面していて、すぐに見つけられました。とても古めかしい建物と思い込んでいましたが、入り口は新しく、改装されたようでした。店内に入ると、色とりどりの飴と昔ながらの手作り和菓子もガラスケースに並んでいました。どれもみな味見をしてしまいたくなるほど、一つ一つが丁寧に作られたものでした。飴も16種類ほどありました。黒砂糖、ざらめ、白砂糖、麦芽水飴、さつまいも水飴、三温糖などを材料にして、たくさんの飴が袋詰めされていました。「らっきょ飴」と書かれた薄茶と白の縞模様の飴が目にとまりました。形も円錐形で、初めて見る飴でした。らっきょの味がするのかなあと思いましたが、形を取って名前を決めたそうです。三温糖の優しい、すっきりした甘さでした。「黒玉」と名付けられた、黒砂糖の飴も素朴な綺麗な飴でした。子どもの頃におばあちゃんからもらった飴の味を思い出しました。店の中にはガラス越しに、飴を作る道具も見えました。今度はぜひ飴を作っているところをみたいと思いました。
今回の旅は、じゃらんnetで下賀茂温泉の伊古奈へ宿泊しました。
投稿者:ゆんたく
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